今年は残念ながら不作。天候の不順だけでなく、合間合間の手入れに私たちも十分に伺うことが出来ず、除草や土寄せ、ツル上げなどが適宜行えなかったことも原因ではなかったかと、深く反省をしています。
子どもたちがツル引きしても、ネズミのしっぽのような芋がついてくるような感じでしたが、それでも子どもたちは笑顔いっぱい。小さな芋にも大事そうにカゴに入れていきます。
正直、掘っても掘っても芋が出てこないと、子どもたちも気持ちが切れてしまうのではないか、頃合いを見てサトイモ収穫に誘う等したほうがいいのではなかと考えていたのですが、それはたいへん浅はかな考えでした。
畑の中に居ることが、畑の土にふれていることが子どもたちにとって楽しい時間なのだということを、子どもたちの一人一人の姿からあらためて教えられました。ツルの先を追って、仲間と土を掘り進めている子たちのワクワクした目、見つけた小さな幼虫をてのひらに乗せて嬉しそうに見せに来る子・・・。収穫量も大事だけれど、私たちが畑の活動で子どもに感じてもらいたかったことの原点を再確認出来たように思います。
後半のほうで、掘り当てたそこそこ大きい芋を誇らしげに掲げている子。達成感いっぱいの笑顔。本当に、収量だけでは図れない良い時間だったと思います。協力生産者さんには、いつもこうして伸び伸びと子どもたちに活動をさせて頂き、心より感謝です。
「おおきなおおきなおいも」でなく「ちいさなちいさなおいも」が子どもたちの心に残したものは大きなものだったと思います。








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